アイデア発想の基を拾い集める方法‥‥異分野への興味 | 考える道具を考える

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 毎月必ず読んでいる雑誌や新聞ってありますか?

 在るセミナーで講師がこんな質問をした。参加者は答えを思い浮かべようと、空中に眼を彷徨わせた。

 新聞は、日経。雑誌は日経ビジネス。ネットは、グーグルに日経ネット。これが一番多かった回答。

 えっ? 皆、日経かい? (上田のツッコミ風に‥)

 ‥‥

 私は、答えた。月刊誌でマスト(must)は、将棋世界。現代詩手帳。月刊pen。ビックコミックオリジナル(正確には月2回)。コンタクトセンター・マネジメント(正確には贈ってくれるから‥)。カタログハウスの「通販生活」に「ニッセン」のカタログ。ゴルフダイジェスト。月刊ミュージカル。それに‥‥。

 で、新聞は? 特に読んでいませんね。

 ‥‥

 アイデア発想を豊かにするのに、自分が関係する業界の情報メディアだけに限定する人が意外に多いのに驚かされる。私があげた上記の月刊誌のアイテムは、それでもまだまだ自分の興味の範囲でしかない。

 発想を豊かにするには、自分ではほとんど興味のない世界の専門誌を読んで見るのがいいらしい。フレデリック・へレーンさんというスウェーデンのアイデアマンが書いた「スウェーデン式アイデアブック」(ダイヤモンド社刊)を読んでいたら、異分野からの刺激を受けろと描いてあった。「新しいアイデアを考えるには、新しい風が必要です。」

 なるほどね。それ以来、書店に入ると、ビジネス書や人文のコーナー、趣味の棚のほかに、いろんな場所で立ち読みすることにした。

 マタニティーに関する雑誌のコーナーで長々と立ち読みしていた時、「人間の体は、様々に変化することと、それに対応したファッションを一生懸命創造しようとしている人々がいる」ことに感動した。‥‥そうか、これまでの企業のマーケティングは、ある一つの時間で切って、時間を固定して分析しようとしているのが間違いなのだ。人は、時々刻々変化する。それを自覚する時もあれば(例えば赤ちゃんができた時とか‥)、無自覚な時もある。あるいは自覚したくないという心理もある。‥‥

 時間の移動‥‥アハ!これでコンセプトができそうだ。

 こんな事を考えていたら、書店の店員さんに、斜めからジロジロ見られていることに気がついた。異分野への興味も、KYを考えなければ、自分が異分野になってしまうから気をつけよう。