10行でショートショートを書く試み | 考える道具を考える

考える道具を考える

The instrument which I think

記憶に刻まれた微かな愛



ひときわ暑い夏だった。
海水浴客であふれる海岸で少女と出会った
長身で長い手足が、夏の日差しでコンガリと焼けていた

静かな言葉だった

一人なの? うん。
いつも一人? うん、そう。

悲しげな横顔が、陽の陰になっていた
輪郭だけが記憶に残された
お友達になる? ……いいの、私は、もう居ないから…。

遠い昔の一瞬の出来事。少女は、20歳の誕生日前に、さよならした。