さんまの「からくりテレビ」という番組の、「お父さんのためのメール講座」を見ていると、言葉が持つ相手との距離感について、つくづく考えさせれる。
この番組の趣旨は、主に娘とのコミュニケーションの問題を抱える父親が、父親としてどのように自分の気持ちを伝えるか‥という課題を、メールの文章講座という形式の実践の中で見せていこうとするものですね。
ついついお説教口調で、なれない携帯メールを書こうとする父親の「言葉」を、現役女子大生たちが「添削」し、娘の気持ちになって「書き直し」、結果として、娘からの意外なメールの返信を読んで父親が号泣するという構図が描かれる。
言葉は不思議だ。
自分の気持ちを伝えるようとするあまり、相手の言葉で書く、あるいは語るより先に、自分の言葉が先行する。そうすれば、当然、その言葉には、「配慮」が欠ける。結果として一層コミュニケーションの温度差は広がる。
だから、相手の「言葉」で書けば、心は伝わるということか‥。しかも、相手の「言葉」は、本当のところその意味はなかなか分からないものなので、十分な「配慮」をしているという「恐縮」する言葉を活用するというのが重要なところだと、この番組ではいっているわけですね。
‥‥もう大人になっているあなたに、こんなことを言うのは失礼かもしれませんが、‥‥こういう「恐縮」言葉が大切なのだということですね。
‥‥
それにしても、私が驚くのは、添削する女子大生たちの「大人への変身?」の急速なことだ。最初にこの番組の中のコーナーが登場した時は、キャピキャピの女子高校生であった彼女達は、今年大学生となり、既に半年が過ぎた。
その姿は、一気に大人になっていて、僅か半年でのこの成長ぶりに、私は驚かされる。彼女たちは、自分の父親と、上手にコミュニケーションできているのだろうか? 多分、余計な心配なのでしょうね‥‥。