レミゼ いよいよ千秋楽へ 橋本さとしのジャンバルジャンで締め括る | 考える道具を考える

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橋本さとし
 今年のレミゼラブル公演もいよいよ千秋楽まで一週間になった。

 私の今年のレミゼ鑑賞は、橋本さとし さんのジャンバルジャンでエンディングです。

 今年から新しいくジャンバルジャン役で登場した劇団新感線出身の橋本さとしさんでしたが、様々な批評の中で、十分にその役割は果たしたと言えるでしょう。

 もともと身長185センチの長身で、細身の橋本さんには、スマート過ぎてバルジャンの役が適切かどうか不安視する声も聞こえましたが、重厚で一つの世界を作っている山口祐一郎さんや別所哲也さん、そして今井清隆さんのそれぞれの個性とはまた別の新しい時代の「味」を感じさせてくれていたと思います。

 パンを一切れ盗んだ罪で、19年以上の牢獄生活を送ったジャンバルジャンは、屈強の身体能力を持ち、同時に知的さも兼ね備えている人物ですね。そして、出獄から死するまでの長い時間の変遷を表現し、その表情もどんどん変化していく。

 大変困難な役ではありますが、この群集劇における身体表現の適切性においては、まったく新しい感性を見せてくれていると思いました。

 また来年が楽しみです。