ガクト(Gackt) 上杉謙信登場 | 考える道具を考える

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謙信
 NHK大河ドラマ「風林火山」もいよいよ新しい局面に移りましたね。

 そして、ガクト(Gackt)演じる長尾景虎(のちの上杉謙信)が登場しました。ドラマは、今後、5回に亙る川中島の決戦のシーンに向かって、様々な戦国武将の駆け引きが展開されていくのでしょう。

 それにしても、ガクトの謙信像は、これまで様々に映像化されてきた謙信の姿とは遠い、まさに21世紀の謙信像といえるかもしれませんね。その美形と知略、戦闘の駆け引きなどに優れた才能を示した謙信は、毘沙門天を信仰の対象として自らの心のあり方を確立していた数少ない武将でもありました。(少々、やりすぎでガクトが妖怪のようにも見えるのは残念ですが‥)

 人間の「欲」からではなく、また経済的理由からでもなく、「信義」を以って戦闘の意義を見出そうとした武将でもあったわけですが、その生き方から現代の「義」を考えることもできそうです。

 ところで、新潟県上越市、春日山は、謙信の生まれ育った場所で、そして、同時に、私の青春時代、最も印象に残った旅先の一つでもありました。写真の謙信像は、その春日山にある像ですが、実は謙信は女性であったのではないかという謎もあります。頭に巻いている頬被りが当時は女性が被るものだったからだと記述されている文献もあります。(写真は上越そぞろあるきというサイトから)

 そう考えると、ガクトの謙信像は、この謎に迫るものでもあったのかと‥‥そう考えてもおかしくないような気がしてくるのが不思議です。