会津喜多方 蔵のある街を散策する | 考える道具を考える

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喜多方
 仕事で会津喜多方の町を訪れた。

 喜多方といえば「蔵のあるまち」として有名ですね。座敷蔵、酒蔵、味噌醤油蔵、漆器蔵、店蔵などなど‥様々な種類の蔵が、街のいたるところに散見される町です。

 写真は、その中でも珍しいレンガで造られた蔵で、「三津谷」という地域に集積していることで有名です。日本の家屋の中でも伝統的な様式を持つ「蔵」が、西洋のレンガによって造られているという造形美は、和洋融合の不思議な味わいを見せてくれます。

 ところで喜多方といえば、全国的には「喜多方ラーメン」が有名ですね。確かに町の中は、「喜多方ラーメン店」が100件以上あります。「喜多方老麺会」という組合があって、そのマップを見ているだけでも、実に様々な種類のラーメンがあることが分かります。観光バスが横付けされる「坂内食堂(ばんないしょくどう)」をはじめ、ミナト食堂など有名店が目白押しです。

 また、レトロと題するイベントも積極的に開催していて、蔵のある街角に、昭和30年代の映画の看板が突然出現したりしています。石原裕次郎さんのポスターなども満載です。

 四周を美しい山に囲まれた盆地の喜多方の町は、ある意味閉ざされたまちですが、それだけに人口5万人のこの小さなまちが、伝統と未来を融合させた新しいまちづくりに挑戦していて、それを全国に発信していく。そういう努力のあるまちとして、十分に楽しめる地方都市だと思いました。

 古い町並みを散策することの楽しみ‥。まだまだ全国にはたくさんこうした町並みがあるに違いありませんね。これからは、いろいろな日本と出会うため、歴史の空気を味わいにいくことにしましょう。