アジアカップ 日本対豪州 PK戦の「読み」を考える | 考える道具を考える

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 昨日行われたアジアカップ杯サッカーの日本対豪州戦。応援していた方は多かったでしよう。

 試合は1対1のまま延長戦を戦い抜いて勝負はPK戦になりましたね。日本のゴールを守る川口選手が見事に豪州のPKを2本を止めて僅差の勝利を獲得しました。(感動でした!)

 それにしても、サッカーのPK戦を見ていていつも思うことですが、これは圧倒的にキックする側が有利、にもかかわらずゴールキーパーが何故ゴールを阻止することができるか考えてみました‥一般的には、キッカーが蹴るコースを読む、キッカーの動作に反応する、心理作戦を駆使する‥等などが解説されています。

 しかし、サッカー解説者の中西哲生さんは川口選手の反応を、「脳で考えるのではなく、体が自然に反応している」ということを言っていました。つまり、キッカーがこうするだろうと脳で考えていては対応は間に合わないということらしいのですね。これが経験とトレーニングで得た川口選手の才能だと。これは偶然の産物ではなく必然であったと。

 剣道の勝負でもそうですが、相手のほんの僅かな動きで察知する。これは訓練の賜物。これは論理を超えた動物としての「反応力」とでもいいましょうか‥‥。そういう動きは、残念ながら脳で反応する以前の動物的予感の中にあるようですね。そして、人間が言葉を創造し、言葉で考えるようになってから、こうした動作は逆に失われた機能なのかもしれないと‥そんな風に思いながら、昨夜のPK戦を見ていました。

 人間の思考の発達は、人間が本来持っていた素晴らしい動物としての機能を消滅させるというのは、皮肉な結果なのかもしれませんね‥。

 さて、ブートキャンプインで、動物的逞しさを取り戻す運動に挑戦です。