web2.0時代の口コミネットワークのつくり方‥そんなセミナーに参加して‥ | 考える道具を考える

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The instrument which I think

 総務省が2005年に予測した統計によると、ブログの市場は、2007年3月末には、ブログ開設者は約782万人、閲覧者は約3,455万人に達するとしていました。2004年度のブログ市場は約6.8億円、関連市場も含めると約34億円と推計され、2006年度にはそれぞれ約140.6億円、約1,377億円に達すると予測。

 ほほぅ。既に07年に入って、この予測は大幅に上方修正されるだろうというや話も聞きました。このアメブロも、ランキングの全体合計が、1544175人となっていますので一つのブログサイトだけで150万人は超えていることが明らかですから、日本全国では、ゆうに1000万以上にはなっているのでしょう。

 ‥‥

 で、だからというか、こういう基盤が出来上がると、当然このふわふわしたネットワークをマーケティングに活用しようとする企業が多くなり、また、そういう関連の研修が、「新口コミネットワークの活用の仕方」などというテーマで流行るのですね。

 私の認識では、口コミというのは、「友達の輪」。友達の友達は、皆、友達だ! って、どこかで昔聞いたことがありますね。そして、このネットワークは、人間の労働という「苦労」を伴わずに、なんかバナーみたいなものをぺタっとするだけで、お金がお金を生んでいく仕組みを持っているのですね。アフィ‥なんとか、というものもそうですが、でも、これを「口コミネットワークの基盤」として考えている専門家? が多いのに驚いています。

 ‥‥

 で、で、私が今とても不思議に思っているのは、こういうネットワークをビジネスに利用しようと企んでいる人たちに共通するのが、まあ、実は、昔ながらの「マスマーケティング」の勘定の仕方にあることなんですね。投資家も、そういうビジネスモデルをとても好んでいる。

 つまり、つまり、一人が300円ここで獲得するとね、それが全体で1500件の人たちにポチッとされるとね、単純に掛け算していくと、ほらほら、一年間に何十万円がたまっていくのよね‥‥。という呼びかけに、何だかはまっていくのですね。

 これを仕掛ける側の論理は、こういうポチッとする人の人数を掛け算していくから、たちどころに何十億円というビジネスが成立すると‥‥。

 ふーん。凄いね。

 これが、極めて素直で礼儀正しい受講者の一人であった私が理解した内容でした。

 ‥‥

 でもな‥。この掛け算には、人間の心が入ってないな‥。というのも率直な感想で、そもそも、友達の輪というのは、心の輪ではなかったかと‥、そう思ったのですね。

 チェーンマーケティングという言葉があったかなかったか、私は、こういう研修会に参加して、そうそう、昔からあったこんなお誘いビジネスを思い出したのですね。

 ‥‥「ダイヤモンドを購入して、お友達を紹介すると、一人紹介して何万円になるから、どんどんセミナーにお友達を連れてくれば、1ヵ月で何万円になるでしょう。そうすると、ダイヤモンドを今何十万円で購入していも、結局ただで買ったことになるばかりか、どんどんお金儲けになるんだよ‥」というお話しに似ている「匂い」をかいて、不愉快になったのでした。

 やっぱ、なんか違うよな‥‥。きっと。