石川遼くん 斉藤祐樹くん さわやかで礼儀正しい少年達への憧憬 | 考える道具を考える

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石川遼
 ゴルフ界に彗星のごとく登場した石川 遼君。15歳。マスコミはハニカミ王子とネーミングして、盛り上げる。王子ですか‥。そして、元祖ハンカチ王子こと、斉藤祐樹君。18歳。一年生で優勝投手になってしまう強運の持ち主。

 この二人、いずれもこれまで殆ど見向きもされなかったスポーツのジャンルに光を当てたことで、また大きな注目を集めているのですね。

 ゴルフの世界では、宮里藍、上田桃子、横峰さくら、などが続々と登場して脚光を浴びている女子ゴルフ界と比較して、男子ゴルフ界は年々試合数も減少し、テレビ放映も少なくなるなど低迷が続いていた。超越したスターの存在がないスポーツは、確かに見ていて面白くない。そこに登場したスター候補の少年。業界関係者が色めきだつのも仕方ない。

 一方、怪物江川が卒業してからほとんど注目されることがなかった東京六大学に登場したスター斉藤祐樹くん。彼一人が登場することで、大学野球が一躍注目のフィールドとなる。

 この二人の共通した特徴は、「さわやかさ」。そして、礼儀正さ。さらに、親を尊敬する態度。大衆が待ち望んでいる理想的な子供像を体現した「素直な子供」の登場で、突然、「業界」の様相が激変する。

 そして、一気に、ゴルフ場にも神宮球場にも足を運んだことのない人々が押し寄せていく。多分、多くのファンは、ゴルフのルールも、もしかしたら野球のルールも分からずに押し寄せているのでは‥。そして驚くのは、こうしたニワカファンの登場に対しても、何ら臆することなく、文字通りさわやかに対応できる少年たち。

 こうした子供たちの登場は、確かに、これまでになかった「新世代」の特徴を表現してくれているようにも思えますね。大衆を引き付けるものは、普遍的な時代の価値観を体現しているわけですからね。

 ‥‥さて、私も今から、「さわやかオジサン」になれるよう、明るく生きていきましょう。