
NHK大河ドラマ「風林火山」で、武田信玄の軍師 山本勘助役を好演している内野聖陽さんは、ミュージカル「エリザベート」のトート様役での好演も光っていたことを知っている人は多いと思う。
2005年までの数年間、山口祐一郎さんとのダブルキャストで、エリザベートのトート役をこなし、ついには、これらの一連の演技に対して高い評価を受け、菊田一夫演劇賞を受賞しましたね。
また、この年、共演した一路真輝さんと、めでたく職場結婚。充実した日々を送っているでしょう。
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風林火山での山本勘助の風貌は、全体的に泥にまみれた雰囲気の衣装で、決して洗練された風貌ではありませんが、髷をばらした鬼の形相をするシーン(柴本幸さん演じる諏訪のお姫様を発見するシーンなど)では、完全にトート様の長髪の中にある「生死を超越した眼光」を見せてくれているように思えました。
思えば、NHKの朝ドラ「二人っ子」で、棋士として登場した時に、私はその風貌と持っている雰囲気に、静かな力強さを感じたのですが、それが、今日のような演技派を代表するミュージカルスターであり、俳優であるまでに成長してきたことは驚きでした。
風林火山もエリザベートも、ある意味、現世の不条理さと、自らのアイデンティティの在り処を探っていこうとする人間心理、愛憎などにまみれた純真で魔術的な心理という点で共通しているのかもしれないな‥などと勝手な繋がりを決め付けて楽しんでいます。
‥‥人は、全身全霊を掛けて尽くすものと出合った時、美しくも力強い生き様を得られるのかもしれないですね。それが愛でも、儀でも、信でもいい。
ところで私は、それだけの情熱を傾けて、信ずるものを作りえたのか‥いささか疑問ではありますが‥。