
人はどのように質問するか?
こんな問題意識をもって、数年間に亙り、「質問の言葉」ばかりを集めた人がいる。彼は、コミュニケーションに関連するコンサルタントとして、出版もし、講演家として活躍している。
モノゴトの本質を見極めるのに、「質問する力」は、極めて重要ですね。「これは、こうである。」という評価は、その人の価値観を示すものだから、「これは、何故? こうであるのか?」と問う勇気と力は、さらに問題の本質に迫る重要な「質問」になるわけです。
例えば‥‥私はダイエットをしよう。そう、今、最も流行しているダイエットですね。(私も毎朝、目が覚めるとダイエットしようと決意します。でも、どうして毎日なの?)
実際に実行すかどうかは別にして、この行為に対する意思決定は、「太っていることに対する不満」が要因になっているのですね。
では、何故太っていることに不満なの? という質問を自分に投げかけてみると、その理由は様々です。健康に悪いから。見た目が悪いから。誰かに馬鹿にされるから、などなど。そして、さらに問い詰める? のですが、太っていると何故見た目が悪いと思うの? とたたみ掛けるのです。
そんなの当り前じゃん。デブはモテナイんだよ。えっ? どうしてデブはモテナイの? デブが好きな人もいるでしょ? ありえない! そのなキモイヤツにモテたって仕方ないじゃん! 詰まんない質問するなよ! だからさ、エビちゃんのようになりたいんだよ。
それは、無理‥‥と言いたいところをじっと我慢して、どうして、モデルさんみたいになりたいの?
‥‥さて、質問を続けていくと、最初の言葉遣いが、だんだんタメ口になっていくのが分かります。これは、モノゴトの本質に近づいている証拠なのです。
それはさておき、ダイエットをしたいという顕在化された欲求の要因を探っていくには、そうですね、こうした情け容赦ない質問が必要なのです。(仕事でなければ、あんまりツッコミすぎると嫌われますが‥)
そうすると、一つの価値観の背景には、潜在的な欲求の源が少しずつ見えてきます。対人関係における不安感、言葉による被害者意識、様々な選択に影響する自信のなさ‥。こうした、心の隙間に、テレビ通販はずけずけと入ってきますが、結論からいえば、こうした価値観は、自分が好きな人に、良く思われたい、という心の叫びに起因していることが多いのです。
‥‥
ダイエットしようという選択的意思決定の心は、何を隠そう、自分が好意を持っている異性(あるいは同性)との関係における自己意識に起因しているというわけです。
たった一つの自分に向けた質問が、自分の最も重要な問題意識を呼び起こしていく。ちょっと疲れるけど、確かに大切ですね。
‥‥
さて、私も今日から、ダイエットに挑戦だ! でも、何故?