言葉でアイデアを記録しておこうとすると、言葉にしようとた瞬間、アイデアの元のようなものが変質してしまうような体験をずっとしている。
脳の中で、「アッハ体験をする」と、何だか面白そうなアイデアが思い浮かんでくるのだが、それを、いそいそと記録に残しておかなければならないと思って、ノートにメモをしようとすると、何かが違うような感覚になるのですね。
そんな中……ダビンチ展の会場の中を、ゆったりとした気分で歩いていた時、ダビンチの天才たる所以は、スケッチ力なのではないかとふと気がついたのでした。
新しいアイデアは、絵て描かれてる。言葉は、鏡文字で書かれていて、いわば文字も絵の一つだと言わんばかりである。
天才は、絵で発想する。
美術館の中ではっとしたのでした。
……
だから、アイデア発想をする時は、まず言葉ではなく、絵にしようと思いついたのでした。しかしながら、次の問題発生です。私には絵心がない。アイデアを絵にしようとした瞬間、それは、別の世界の化け物のような形状の物体のようなものになり変っていたのでした。
そうか、これもダメか。言葉にしようとしたときの違和感とはまた別の、とんでもない思い違いの部屋に入ってしまったようです。
結局、アイデアとは、言葉も絵も、そのスキルの基礎がなければ、本物にならないということだけが分かったのでした。
とはいえ、私が、カルチャースクールのホームページにアクセスして、スケッチ講座を探し始めたのはいうまでもありません。絵が上手になりたいのではなく、アイデアを正しく絵にしたいからですが…。でも、今頃こんなことしてて、いいんだろうか? とは思っているのですよ。