ヨーロッパのトレードショーに行ってきた友人の話。
商談の場所に言って感じる日本企業の弱点は、グローバルマーケティングの戦略的視点の不足と、意思決定の遅さ‥‥結局、日本のグローバル感覚は、依然として「島国感覚」から脱出することができず、国際社会の中での競争には勝てない状況が続くだろうね‥。
これが実感だという。特に、ヨーロッパは遠いという。勿論、経済の視点から見ても、アジアでその勢力を保持できているのはほんの一部であり、メイドインジャパンは、まだまだ受容されていないのが現状だという。
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ソニー、トヨタ、キャノン、シャープ、松下‥。日本の国際ブランドが世界を席巻していると思っているのは、ほんのビックブランドの一部だけなのかもしれませんね。
世界各国の市場に対して、本当の意味で、庶民の中にメイドインジャパンが浸透しているのだろうか? 世界の市場では、ソニーが日本を象徴するのではなく、それが世界のブランドだということだけらしい。
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ところで、閉鎖された社会の中の日本人を揶揄するような出版物は、日本人に受け入れられています。世界の中で笑われているジョーク集に関連する新書などが、結構売れている。英会話教室は花盛りなのに、本当に英語が日本語を使うのと同じように日常語になることはない。やっと小学校からの英語の授業は始まったばかりだが、今度は、ネイティブの講師がいない。
あげくの果ては、惨い殺人事件。欧米コンプレックスが歪んだ形で、世界に顔向けできない事件を起す。
こうした底辺にあるグローバル化の障壁は、今後の日本の経済に、大きな障害となって横たわるのでしょう。何故なら、日本の良さは、それを感じることにあるので、それを主張することにはないという美意識があるからでしょう。
日本の製品の高度な品質技術も、それを主張することなく、受け入れる他国があれば提供するという心理的な決め付けが、日本のグローバル化を促進させない心情となっているのは明らかですね。
鏡の国‥日本。だから、私は、日本が好きなのです。