
NHK土曜スペシャルドラマ「ハゲタカ」が終わった。
後半の三話は、やや情緒に走りすぎた感は否めないが、おおぞら電機の特級技能士 加藤氏の存在感がこのドラマの価値を作っていたと思う。
その職人を演じていたのは、誰を隠そう、あの舞踏の英雄 田中泯さんだったからだ。
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『私は地を這う前衛である』
舞踏資源研究所のホームページで、田中 泯さん自身が書いているテーマである。
そして私は思うのです。
土着‥ではなく、風。
舞踏‥ではなくダンス。
そうですね、泯さん自身が身体であり、自然であり、表現であり、そして熱なのだと、何だかよく分かりませんが、私は感じているのです。
中野の地下劇場で、舞う。それ自体が存在。山梨の山奥で舞う。それも必然。そして、今、日本の何処かに、突然登場してくるのだという。日常の中に突然現れる舞踏の世界に出会えることを期待しています。
こんな泯さんの存在感が、ドラマハゲタカを活かしていたと、私は一人よがりにも感じているのです。やはり日本人は、優れた「モノ」を創造するに長けた民族だと確信するのです。