外資ファンドが日本を食いつぶす。
その日本進出の尖兵になっているのが、三葉銀行のエリートコースを歩んでいた鷲津政彦(大森南朋さん)がドロップアウトして仕切る「ホライズン・インベストメントワークス」というファンド会社。
この外資は日本の傾きかけた企業を買収し、良くも悪くも再生させて売り払う不良債権ビジネスで巨額の富を得ていく。この仕組みを活用して、日本に復讐していこうとするかに見える鷲津に、不良債権を生み出し、その後売り払った元凶の三葉銀行の芝野健夫(柴田恭平)が挑んでいくというストーリィだ。
事業家と銀行との関係で噴出した不良債権問題。主に不動産を担保としてお金を貸し付ける日本の金融の構造が生み出した悲劇は、バブル崩壊後の日本に様々な不幸を発生させた。
結果的に銀行自体の経営を危うくし、銀行は自己防衛のために、事業が傾いた企業を切り捨てていく。
合理的資本主義の考え方と、日本的金融支援の考え方との相克の中で、ある時は心情に揺れ動き、ある時はサラリーマンとして自分の銀行のために合理に走る。
そこに付けこんで行く外資ファンド。
‥‥‥
さてさて、この番組は、何を私達に訴求してくるのだろうか?
インターネット社会の進展に伴って、日本的資本主義の持つ利点と欠点が露出してしまった今、日本人の事業に対する考え方の指針を変更せざるをえないということなのでしょうか?
村上ファンド、ライブドアと続く、この種のファンドが、日本の司直の手によって瓦解させらたという事実を目の当たりにして、ある意味、国際社会の中のルールを、心の底では受け入れきれない日本的風習に対する皮肉とでもうけとればいいのでしようか?
あと数回。結果が楽しみです。
それにしても、松田龍平さんは、大人になりましたね。大島渚監督の「御法度」で美少年剣士を演じたころとは大きく違ってきました。そして、だんだん、親父に似てきましたか‥。