「世界一受けたい授業」で語られた数字で見る日本の実態は‥ | 考える道具を考える

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 毎週土曜日の8時台に、日本テレビで放映されている「世界一受けたい授業」は、毎回、とても楽しみにしている番組の一つです。

 昨夜は、池上彰さん(NHKで「週刊こどもニュース」のお父さん役として登場していたキャスター)が、ニッポン、ほんとに格差社会?~最新データで分かった日本の真実~ という授業をやっていましたね。

 学力の世界比較のデータを見ながら、1989年に世界一だった日本の子供たちの学力が、年々落ちているというのは、間違いだったという指摘でした。

 つまり、最初に調査された時点での「世界一」とは、参加国数がたったの20カ国だったので一番になっていましたが、その後、韓国や香港、北欧が参加した時点では既に世界一ではなかった、という数字のマジックを指摘していたものです。

 だから、学力が低下したのではなく、もともと世界一ではなかったのだ! という指摘でしたね。

 結構、笑えましたが、こうした数字のマジックは沢山あるな‥などと思ってみていました。

 ‥‥

 ですが、日本の子供たちの家での学習時間の平均が一時間であり、テレビの視聴時間が(これは子供を含む世帯の平均だとは思いますが‥)5時間以上であることなども併せて紹介していましたね。

 これでは、日本人の学力は、さらに低下するという警鐘も忘れてはいませんでした。(テレビの視聴時間が長いと学力が低下するというのを、テレビの番組でやっているというのも不思議ではありましたが‥笑)

 勿論、現代では、勉強かテレビかなどという時間の活用の仕方の選択方法は少ないのが実態でしょう。ゲームがあり、パソコンがあり、塾もあり、多様な時間の使い方がある筈ですね。

 学習のチャンスは、そうした多様化したライフスタイルの様々な場面にあるという前提で、新しい「格差社会の実態調査」は必要なのかも知れません。

 ちなみに、私は、比較的テレビは良く見るほうだと自覚しています。バラエティはほとんど見ませんが、NHKのドキュメンタリー系、新日曜美術館、将棋の番組、大河ドラマ、スポーツ番組など、結構充実した番組は多いので、テレビ番組の多様性は、それこそ「世界一」だと評価しているのですが‥。