第79回目のアカデミー賞が決まりましたね。
結局、硫黄島‥は外れ(外国語映画賞も受賞できず)、『バベル』の菊地凛子さんも、多くの日本人が予想していた通りと言っては失礼ですが、受賞できませんでした。
その代わりといっては何ですが、助演女優賞は、「ドリームガールズ」のジェニファー・ハドソンが獲得しましたね。
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このドリームガールスの内容は、映画解説によると、こんなものでした‥。
「トニー賞で6部門を受賞した伝説のブロードウェイミュージカルを映画化した極上のエンターテインメント作。コーラスガールの女性3人組が歩んだ成功と挫折の物語を、数々の名曲に載せて描き出す。
『シカゴ』で脚本を担当したビル・コンドンが監督と脚本を担当し、コーラスガール役にはグラミー賞受賞者のビヨンセ・ノウルズがふんする。
共演者にはジェイミー・フォックスやエディ・マーフィなどの人気と実力を兼ね備えたスターが顔をそろえる。ビヨンセ率いるコーラスガールたちが披露する歌声と魅惑的なパフォーマンスは圧巻。
エフィー(ジェニファー・ハドソン)、ディーナ(ビヨンセ・ノウルズ)、ローレル(アニカ・ノニ・ローズ)の3人組は、コーラスグループ“ドリーメッツ”を結成し、成功を夢見てニューヨークへ旅立った。
やり手マネージャーのカーティス(ジェイミー・フォックス)に見出され、大スターのジェームズ・“サンダー”・アーリー(エディ・マーフィ)のバックコーラスとしてデビューするが……。」
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ミュージカル映画ですから、当然ほとんどが歌。そして出演者の誰もが、とびきり上等なエンターテナーなので当然、歌もうまい、演技もうまい。この作品に、新しいキャラクター創造に取り組んだエディ・マーフィは、確かに新機軸をイメージさせてくれていました。
アメリカ映画の栄光と挫折の物語は、過去から現在まで、数多く作られています。夢と栄光と挫折との流れを縦軸に、そこに渦巻く人間関係を横軸に展開する基本的な構図に極めて忠実に作られたストーリィで、見ているものに安心感を与えてくれる作品といえばいえますね。
そして、ダイアナ・ロスとシュープリームズを彷彿とさせるイメージには、ベトナム戦争や黒人解放運動が社会的な問題となっていた時代背景も、時々挿入されます。
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それにしても、このエネルギー。一体どこからくるのでしょうか?
やはり、健康第一に志向が傾いている現代社会にはない、上昇へのエネルギーというのは、凄いと思いましたね。
夢を掴む。今の私達に、極めて素朴に、あの時代の人間の本当の豊かさを感じさせてくれた作品です。アカデミー、グラミーなど受賞するのは、当然の作品だったのでしょう。