テレビ朝日「人間関係力テスト」をやってみて‥ | 考える道具を考える

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 「人間関係力テスト」とは、よく言ったものです。古館一郎さんが司会でなかったら、もしかしたら最後までもたない種類の番組だったかもしれませんね。

 昨夜のテレビ朝日の2時間半に亘る番組でしたが、この種の番組に対しては、やや斜めに見る癖がある私ですが、しかし、ミーハー的に結構好きな番組でもあるのです。以前放映されたIQテストものも、テレビで完全参加しましたし‥(笑)。

 それで、人間関係の観察力や、心の柔軟性などの軸に分けてテストするのですが、結構、面白かったというのが印象です。

 結果は何故か、芸能人グループゲストの石坂浩二さんとまったく同じ点数だったのですが、こうした結論にはある種の決め付けが必要で、人間関係を円滑に進めるためには、いわば、総合的な人間力そのものがなければならないという仮説に基づいた強引さが根底になければ成立しないものでもあるわけですね。

 従って、点数の結果がどうであれ、その結果によって個人の能力が測られるわけではないという前提で見ていないと、結構、不愉快になったりしますね。

 全体の70ある質問のうち、最後の15問が「心の安定性」についての質問となっていましたが、残念ながら、この質問で、個人の人間関係力を測るのには、さすがに無理があるといわなければなりませんでしたね。

 例えば、約束をドタキャンされたときに、「相手を取り敢えず非難する」のか「別の相手を探すのか」という二択の問題は、ほとんど強引過ぎて、回答は困難だといわねばならないでしょう。

 つまり、人間関係というのは、それまでの、経過的関係が前提にあるので、この前提抜きに答えを選択することで、個人のパーソナリティを決め付けるのは無理だということですね。

 ‥‥

 まあ、そういう欠陥の多い番組ではありましたが、何故か、ハマルのが、この種のゲームです。結果をどう読むのか‥それも自分の人間関係に対する姿勢が試されていると考えれば、あながち馬鹿馬鹿しいと切り捨てることもできないのが、番組の心理的トリックだったのかもしれませんね。

 集団で騙されるのも、実は、どこかに快感があるのは事実なようで、少し怖い?