「デマゴギー」と「うわさ」と「パニック」と‥ | 考える道具を考える

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 さて、納豆騒ぎの件。

 ここまでテレビ局が騒ぐとは思いませんでしたね。

 納豆を毎日食している私としては、納豆をどんなに食べても、直接ダイエットできるとは、そもそも考えていませんでしたから、へぇーっと思っただけでしたが、こんな大騒ぎになるのは何故なんでしょう?

 先日も書きましたが、こうした「デマ」と「うわさ」は、人々をパニックに陥れますね。その始まりが、1938(昭和13)年に,アメリカのラジオ局で流れたオーソンウェルズの「火星人襲来」というラジオ番組が、本当のことだと信じられてしまった例ですね。

 「火星人襲来の実況中継」が,あまりにもリアルであり,多くの人が実際に火星人が襲来してきたと信じて騒ぎとなってしまったことですが、これは、現代まで、様々な場面でパニックを引き起こす典型的な事例として語り継がれています。

 その後、トイレットペーパー買占め事件、銀行の取り付け騒ぎなどなど、思い起こせばこうしたパニック現象はたくさんありました。

 社会心理的にいえば、デマとは、悪意を持って情報を流すことで、うわさとは、不明確要素と人の不安感が増長させる「不確かさ」から発生する心理現象と言われているようです。

 それにしても、情報ネットワーク化時代にいる私達は、たった一つのテレビ番組でどうしてこのようなパニック現象が起こるのか不思議ですね。

 火星人襲来は、ある意味ドラマであり、情報が限られた時代の産物ではありますが、これだけ豊富な「検索の時代」の中にいても、「情報の不確かさ」に大きく人々が動いてしまうというのは、本当にどういうことなのでしょうね?