イチロー選手の背面キャッチの意味が分かった | 考える道具を考える

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 年が改まると、プロ野球選手の動きが活発になりますね。

 今年は、特に、松坂投手のメジャー入りが大きな話題になりました。

 イチロー選手もオリックスの球場で自主トレーニングを開始したというニュースが流れています。

 この間のテレビ番組のインタビューで、イチロー選手が驚く練習法を明かしてくれていましたね。あの有名な打球を背中でキャッチする背面キャッチの意味です。

 つまり、打球は、じっと見ていれば、誰でもが確実に補球することができる。しかし、人間は、必ず補球する瞬間に、打球から目が離れてしまうことが多い。それも人間がなせる技なのだという。

 そこで、練習をするときは、敢えて、打球から目を逸らせて捕球する練習をするのだそうだ。つまり、エラーの確率が高い捕球方法でも、確実にキャッチできる練習をするというのですね。その究極が背中で打球を捕ることなんだそうだ。

 ゴルフでも、インパクトの瞬間までボールをしっかり睨み付けること‥これが基本ですが、人間の心理としては、ボールが飛んでいく方向についつい目が先行していってしまう。ゴルフでいえば、わざとヘッドアップする練習をして、ヘッドアップしてもジャストミートできるようにするようなものですね。

 高度な技術を習得しようとする時、そこに立ちはだかる壁は、悲しいかな人間心理の罠であることを知り尽くしたイチロー選手の洞察の深さに、改めて驚かされました。

 今年も、大活躍でしょう。