
本当は、今年一年の感動について書いていこうを考えていましたが、昨年の9月から11月に開催された「ダビンチ展」で見た「レスター手稿」について書いておかなければならない衝動を抑え切れなかった。
モナリザやダビンチ・コードで有名になった最期の晩餐などの絵画、壁画もさることながら、天才ダビンチの偉業は、天文学、建築学、自然科学、航空力学、解剖学などきわめて多様な研究の成果に注目されている。
ダビンチ展で見たこのレスター手稿は、いわば、ダビンチの「知の下書き」の集積といえるものの数多くのノートの一つだ。
写真は、手稿の第34紙にある「水力学および水の球体性に関する記述」のページだ。
「水の球の中心」には二種類あると記述し、一つは海や川や運河や‥などの「普遍的な」水の中心について書いてある。もう一つは「雫」などの「個々の」水の球体について書いてある。
共通しているのは、水の球の中心は、全ての表面から等距離にあるということ。下の絵はサイホンの原理について記述したものだが、水の流れについての機能を説明したものだ。
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いずれにしても、この手稿を手にとって感動したことは、天才の細密な観察力でありました。自然を、人間を徹底して観察する力には、天才の下敷きがどこにあるのか垣間見させてもらった気分でした。
今年の感動第二弾は、ダビンチの手稿との出会いでした。