「声の魅力」を考える | 考える道具を考える

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 人は見かけで判断される。そんなフレーズがはやっているらしい。

 それは、知り合う前の話か最初の出会いの場面、つまり第一印象であり、何かの運命的なきっかけで、知り合うことができた段階では、「見かけだけ」で判断されることは少ないと思いますね。

 特に、人間関係では、その人が持つ「声」の印象が強く残っていると思います。そう思いませんか?

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 声‥‥大きい、小さい。高い、低い。早口、ゆっくり。話の間のとり方が上手な人‥。

 これらの「喋り」を表現しているのが「声」なんですね。

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 人はファッションや髪型などのおしゃれに気を使うが、「自分を表現すること」に気を使う人は少ない、とは、演出家鴻上尚史氏の言葉だ。

 スピーチを依頼された場合など、「何を話そうか‥」と考えることはあっても、「どのように話そうか‥」とは考えないそうだ。

 声は声帯を通って、その振動で発信される。だから、自分の声は、訓練できる。100%。従って、自分の声は変えられる。豊かにすることができる。魅力的な声に変身することが可能だということ。

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 今週は、ある企業さんの社員の方々に「声の訓練」のための研修を担当してきました。

 普段あまり気にしない自分の声について、自覚的になること自体が、変身への第一歩なのですが、どうも日本人は、口に含む喋り方に慣れていて、自己表現として声を外に出すということにはなれていないのが共通している現状だと認識しました。

 ‥ああ、響きのあるいい声をしているな‥‥。人の魅力って、何処にあるか分かりませんね‥。