時空を超えて「郵便ポスト」は何を運ぶ? | 考える道具を考える

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 関東のある田舎の駅前に、置き去られたようにして立つ郵便ポスト。

 このポストは地域の名産品を販売していただろう店舗の入り口近くに、雑然とした荷物と一緒に立ってた。

 まだ機能しているのだろうか? と、一瞬考えさせられてしまった、このポスト。

 ‥‥

 郵政の民営化‥。この嵐が去って、何だかの議員が復党するとかしないかとかの議論真っ盛りの党がある中、郵政事業のうちの郵便事業は、全国2万以上ある郵便局のうちの7割以上が赤字だという報告もあり‥。

 しかし、地域で生活する人々の、日常の生活に、こうした国レベルのドタバタがどのように影響されているのか、‥‥このポストを発見して、既に地域にとっては、郵便配達は、「非日常」になってしまったような錯覚にとらわれたのでした。

 ちなみに、この町の駅前商店街は、シャッター通りどころか、古い町並みの商店の一つひとつにはシャッターもなく、朽ち果てている家屋そのものが剥き出しになっているものも少なくなく、戦後、何番目かの好景気の風が、一体どこに吹いているのかと、そんな情緒的気分になったのでした。