考える場所の変化‥オフィスと書斎 | 考える道具を考える

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ヒルズ
 最近の特に外資系企業のオフィスが劇的に変化している。

 つまり「フリーアドレス制度」という仕組みがそれだ。会社に行っても自分の専用の机がない。ネットワークパソコンと若干の資料を持つバック片手に、社内にいけば机だけが用意されている執務空間に入り、自由に座り、必要に応じてミーティングを開き、そして外出する。

 会社に戻ることが義務付けられているわけではないので、お得意先からそのまま帰宅するというのも自然だという。

 この制度が良いのか悪いのか、その評価はまだ出ていない。しかし、かつてオフィスが、自分のアイデンティティを証明してくれる「場」である時代は終焉する気配濃厚であることだけは確かなようですね。

 そもそもフリーアドレスで会社に準備された空間には、社員数の20%程度の机の数しかないらしい。一日、そこに座っていれば仕事をしているということが許されなくなったのでしょうね。

 ‥‥

 では、自宅に自分の居場所があるのか? 郊外の小さな家の中に、男子一生の書斎を確保している人は、恵まれているといえるでしょう。

 そんな隠れ家が自宅にあれば、外で夜更かしなどしない。

 こうして、「ものを考える空間」は制限され続けていく。だから、自分空間、考える空間を自分流に創造する必要がありますね。

 考える‥‥そのためには、場所づくりを考えることからはじめなければならないでしょう。