東京の神田川は、今は河川ですが、江戸時代は運河だったそうです。この川に掛かる橋の名称の中でも、聖橋が有名です。その他、昌平橋、万世橋、水道橋、一ツ橋‥と橋の名称には歴史が残っています。
また町名では、私の知識では、御徒町、鍛治町、紺屋町、猿楽町、などなど、東京の下町には、昔ながらの町名が厳然と生きています。江戸城を中心とした町づくりの中で生まれてきた、地域特性を表現した町名ですね。
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町名復活運動で一躍有名になったのは、金沢市。
石川県金沢市の市長はこんな風にメッセージを送っています。
‥‥金沢の旧市域には、いい旧町名が数多くあります。先ほど述べた小立野台だけでなく、馬場校下や森山校下、瓢箪(ひょうたん)町校下、野町校下などには、いい旧町名がそれこそひしめいています。職業に由来する旧町名もたくさんあります。大工町(だいくまち)、鍛冶町(かじまち)、象眼町(ぞうがんまち)、白銀町(しろがねちょう)、板前町(いたまえまち)、桶町(おけちょう)・・・。数え上げればきりがありません。
‥‥主計町、飛梅町、下石引町に続く旧町名復活がどこになるのか、私自身、楽しみにしています。
2001年のこのメッセージの後、木倉町、柿木畠、六枚町、並木町などが復活しているので、この運動は順調に進んでいるようです。
さて‥‥地域コミュニティの衰退が叫ばれて久しいですね。
歴史と伝統の町金沢のこの運動には、単なるノスタルジアや観光が目的ではない、地域の人々の息遣いの復興、まさに町名ルネッサンスの思想がありそうです。
東京のど真ん中にも、日本橋から神田、上野、浅草、根津、千駄木などには、まだ奇跡的に町名が残っています。この地域の旗印が、地域の再生に繋がるものだと私も思いますね。
町の名前なんて‥とはいえない大切な地域性を感じるのは、私だけでしょうか‥。「美しい国」は、まず無形の財産の復興からかもしれませんね。