特に、焦点が当てられていた飯島元首相秘書官の各種の証言と、そのドラマ化だが、小泉元首相自体がドラマ的政治を演出しようとした背景が、何となく理解できたのも良かった。(個々の証言の言葉の深堀がなかったのは残念だが‥)
政治の世界はよく分からない。しかし、「戦」の世界では、大将の器の大きさと戦略参謀の存在が欠かせないのは欲わかる。この図式の中に、小泉政治5年間の下敷きがあるとしたら、現代版戦国の世界は、意図的なドラマが演出されていたといえるのでしょうね。
それに先立ち放映された日本テレビの小泉元首相のドラマは、「調査」による情報の収集という視点で面白かった。派閥政治から脱却するための唯一の基盤が、「支持率」にあったことは事実で、ここに元首相が絶大なる関心を示していたことも、そのための内閣情報調査室が動員されたことも理解できる。
‥‥
それにしても、情報の力とは恐ろしい。戦国時代以降の武将の力もまた、情報力によって成立していたことも事実なんでしょうね。情報伝達の速度が、まるで現代とは異なる戦国時代においても、参謀たちの情報戦は、まことに凄まじいものがあったと考えてしかるべきですね。写真は、2004年1月に出版された「江戸の情報力―ウェブ化と知の流通」(市村 佑一著) 。この本も情報力強化のためには欠かせない図書ですね。
その中心が、現代でいえば、参謀秘書官の飯島さんだったとしたら、戦の常道を小泉さんは踏襲したということでしょうか?
そして大切だなぁと思うのは、やはり「情報のデザイン力」でしょうね。情報の編集力といってもいい。
そういえば、古い著作に「情報消費社会を勝ち抜くデザインマネジメント戦略」(佐藤典司著)というのがありましたね。この本の中では、‥情報デザインの対象を4つの日々の営みの領域にあるとして‥
1 考えること:認識~発見し、分類し、理解すること
2 コミュニケーションすること:指示し、理解し合い、交流(交換)し、互いに変化すること
3 行為、経験すること:判断し、働きかけること、またされること
そして、これら3つすべての領域にかかわる営みとしての
4 表現すること、である。
という解説を読んだことがあります。情報力の源泉は、やはり「考えること」にあるようですね‥。合掌。