Metaphysical FIGHTERSというサイトがあります。古今の哲学者約111人が登場して、哲学の様々なテーマについて「対戦」するという趣向のサイトですね。哲学論争というより、個々の哲学理論の相違点についての入門的学習書といったほうがいいかもしれませんが‥。インターネットで情報収集する時に、こうした基本知識を教えてくれるサイトは便利ですね。いわば、自分の関心領域の研究には、限界があるので、総覧的な概説をしてくれるサイトは便利なのです。
しかし、それだけでなく、やはりすぐれたサイトは、それだけで十分に読み物として楽しめる要素を持っているので、単に便利だけというのでは失礼かもしれませんね。
この対戦型哲学史(副題‥または来るべき哲学史のためのプログラムあるいは哲学者魂soul of philosophers)は、比較哲学論とでもいうべき形式を持っているので、個々の哲学者の考え方を理解するのに役に立ちます。
ちなみに、サルトル対フロイドの「意識と無意識」の論点は、大いに参考になりました。
‥‥‥
もう一つ私がよく訪れるのが
サルバスタイル美術館(azuma takashi)
ですね。
西洋美術のコレクション(といっても、美術史学と言ったほうがいいかもしれません)が満載されていて、美術の好きな私のような一般人には、参考になります。
写真は、上述した「対戦型哲学史」のサイトの表紙にも使われているあまりにも有名な「アテネの学堂」。
サルバスタイル美術館のサイトにもルネッサンス美術の時代の代表作として掲載されています。
‥‥プラトン、アリストテレス、ソクラテス、ピタゴラスなど古代ギリシャの偉人・哲学者を一面に集約し、人類の英知を壮大に表現した、ヴァティカン芸術の中でも屈指の名作。‥‥完璧な遠近法の背景の中に描かれた画面中央の人物は、左がプラトン、右がアリストテレス。ルネサンス芸術が、過去、最も偉大であった古代ギリシャ時代と双璧をなすものであることを表現した本作の主人公とも云える両者のモデルは、長い間レオナルド・ダ・ヴィンチ(プラトン)とミケランジェロ(アリストテレス)であるとされてきたが、現在ではミケランジェロはヘラクレイストだとされている。‥‥
無断転載は禁じられていますので、この程度のサイトの紹介とさせてもらいますが、この二つのサイトから、いわば情報の蓄積の視点というものの重要性を感じてしますね。やはり徹底したテーマ性。殆ど無数にあるサイトの中で、魅力的なサイトとは、こういう集中性、蓄積性があり、なおかつ主張があるものと定義していいのか‥と思いますが、どうでしょう?