とりあえず9月11日を考える | 考える道具を考える

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911 今日は9月11日である。
 とりあえず、世界の歴史を動かした2001年の9月11日を忘れることはできないでしょうね。

 この事件に関する一冊の書物が出版されている。
 カナダ生まれで日本通のジャーナリスト ベンジャミン・フルフォード氏がまとめた「9.11疑惑の真相」(2006年9月11日刊 扶桑社)だ。DVD付きだ。

 既に多くの疑惑についての報道や、インターネットでも夥しい発言によって、ここに書かれた9.11陰謀説の概要は既知の情報が多い。世界貿易センタービル崩壊の謎やペンタゴンに突入したとされるボーイング757のこと、ユナイテッド93の神話などなど‥。

 この本から学べることは、この事件で利益を上げたのは誰か? という問題意識と、巨大な嘘は人々を「嘘とは思わせない」からくりがあるということ。真珠湾攻撃の謎にも通じる疑惑だ、ということ。

 そして、日本と米国との関係に警鐘を鳴らしていることだろう。「いつまでもアメリカに洗脳されたままではいけない。共に滅びるだけである。日本の人々に気づいてほしい。日本はアメリカを変え、世界を危機から救う力を持っているのだ。」というのがこの本の締めくくりだ。

 貿易センタービルは欠陥ビルだったのは知れ渡っている。アスベストの塊のビルだったからだ。今日のニュースでも、ビル崩壊の煤煙を吸引した70%以上の人が肺などに異常を訴えているという。

 また、米上院情報特別委員会は8日、イラク戦争開戦前の情報活動に関する報告書を発表し、フセイン元大統領と国際テロ組織アルカイダとのつながりを示す証拠はないと指摘、ブッシュ政権が2003年3月開始の軍事作戦を正当化していた「根拠」の一つを改めて否定した、というニュースも11日を前にして公表されている。

 戦後の日本の発展を方向づけた豊かなアメリカへの幻想は、確かにほころびはじめている。しかし、ニューヨークには世界各国からクリエーターが集まり、多くの新しい文化が創造されている。アメリカという国の魅力を、この疑惑で全部否定するなんて無謀ではあります。

 寺山修司の箴言の中にこんな一説があったのを思い出します。

 私は、アメリカ人は好きだが、アメリカは嫌いだ。‥‥