
さて、和田秀樹先生の「すぐれた考え方」入門(三笠書房 2006年8月10日刊)である。
この文庫本のサブタイトルには‥「考える力」をつけるための心理学‥とあります。
‥‥私が言う「すぐれた」考え方とは、まずは‥「思い込み」に陥らないためのものだ。「正しいか、正しくないか」を決めるのではなく、「一歩引いて、他の可能性が考えられるか」を考えることが必要である。‥‥
という定義ですね。そしてそして、
‥‥「すぐれた考え方」の前提には、「観察をしたうえで、当り前を疑う」という基本スタンスがある。‥認知心理学の世界では、自分の考え方のパターンを知ることを「メタ心理」と言う。この「メタ心理」が人間の頭の優劣を決めるというのが定説だが、それは才能や能力ではなく、その人の考える「スタンス」によって決まる。‥‥
なるほど。スタンスですね。「立ち位置」などという言い方もありますが、ものの考え方とは、自分がどの立場に立ってものを見て、考えるのかということが一番大事だということでしょうね。
ということは、ビジネスの世界で生きている人であれば、第二章「すぐれた仮説をを立てる」という部分が役に立ちますね。また、第四章「結果からものを見る」という章では、‥‥性格を変えるなら、まず行動を変える ゼロ・トレランス法‥‥というのが分かりやすい。
早稲田実業の斉藤投手のさわやかさに大衆が注目したのは、いわば、この「型」が欲しかったのではないか、と思ってしまうのです。ビジネスへの応用の視点でもあるのでしょうね。