昨日の続き‥‥「数字で考えれば仕事がうまくいく」の著書の中で、数字の変化を捉えることと同時に、数字を活用した類型化について、和田先生はこんなことをいっている。‥まず第一に言えることは、「分類は最大でも7つまでにしておく」ということである。‥心理学的な見地からそう言えるのである。‥そして、続けて‥
‥心理学用語に「チャンク」という言葉がある。チャンクとは「ひとかたまり」という意味なのだが、人間の記憶のメカニズムからいって、7チャンクより大きくなると脳のなかで情報として処理されにくく、記憶としても定着しにくいとされているのだ。意味のない言葉や数字などを覚えるとすれば、7つが限界だということである。‥
ふむ。確かに、自分でも電話番号が7桁の時代は、多くの番号を記憶できていたのだが、一桁増えた途端にほとんどの電話番号を記憶できなくなったという体験をしている。アンケート調査票を作成しているときは、最大でも五段階評価が限界だと思っている。(時々、膨大な回答項目の中から1つを選択せよ等というアンケートがあるが、これは殆ど哲学的な思考を要求されているようで、回答はできないので途中でやめてしまったという体験はしばしばあるな‥)
そういえば、「マジックナンバー7±2」という言葉を聞いたことがある。この説は、確か心理学者ジョージ・ミラーさんが初めて発表したものだったか? 人間の記憶に適切な「数」は、5個から9個であれば記憶に残るということを実証した人だ。
但し、ここでの「数」は、個の数ではなく、あくまでも「塊」としての数なのだね。
ところで、わが国で一番長い名前のことを思い出しました。そう落語の「寿限無(じゅげむ)‥」ですね。
「寿限無(じゅげむ)寿限無、五劫(ごこう)のすりきれ、海砂利水魚(かいじゃりすいぎょ)の水行末(すいぎょうまつ)、雲来末(うんらいまつ)、風来末(ふうらいまつ)、食う寝るところに住むところ、やぶらこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命(ちょうきゅうめい)の長助」
これを「チャンク」で数値化してみると、6→7→9→3→3→7-5→6-5→6→9→8-5→7-7-9-2となっております。リズムさえ掴んでしまえば読みやすい仕掛けとなっていたのですね。(笑)
写真は斉藤孝さんの文、工藤ノリコさんの絵による「絵本 寿限無」