さて、数字で考える本日は、仏教に登場してくる様々な「数字」から、いくつかを紹介してみましょう。一番有名なのが、「西遊記」に登場してくる三蔵法師の「3」
三蔵とは‥‥「経」「律」「論」の三蔵のことを意味し、
「お釈迦さまの説法を集めた「経蔵」、戒律を集めた「律蔵」、弟子たちが教説を組織体系づけて論述した「論蔵」を、合わせて「三蔵」といいます。いわば、仏教聖典のすべてです。この三蔵に精通した高僧を「三蔵法師」といい、また、訳経僧に対する尊称ともなりました。」
次は、今や日常語ともなっている「四苦八苦」の「4」と「8」。「お釈迦さまは初めての説法で、「一切は苦であるという真理」(苦諦‥くたい)をお説きになりました。 その苦の姿を分類して、四苦八苦といいます。
四苦とは、①生苦②老苦⑧病苦④死苦で、これを根本苦といいます。この苦はだれも避けることのできない苦だからです。八苦は、四苦に加えて、 ⑤愛別離苦(愛するものと別離することの苦)⑥怨憎会苦(嫌悪している 人と会うことの苦)⑦求不得苦(欲しいものが 手に入らぬことの苦)⑧五蘊盛苦(人間の心身を構成している五要素から生ずる苦)をいいます。
「四苦八苦」は転じて、非常な苦しみ、さんざん苦労すること、という意味の日常語になりました。
仏教の説法は、これだけでなく、実に様々な数字が登場してきますが、正しい生き方を示した「八正道」の「8」も押さえておきたい数字です。 ①正見②正思惟③正語④正業⑤正命⑥正精進⑦正念⑧正定の八つです。 これらの八つの道はそれぞれ別個のものではなく、一つの「聖なる道」が、われわれの生活の中で、八つに分けて説かれた、とされています。
言葉の解釈は、「数字の入った仏教後」から引用しました。この項続く。
写真上は、大田大八さんの西遊記展ポスターから。写真下は、何故か「パタリロの西遊記」。