
「心理的距離感」という言葉は、発達心理学や社会心理学で良く使われる言葉ですね。
コミュニケーションをスムースに行うための障害として、この心理的な距離の意識はきわめて重要だといわれています。
最近では、テレビ電話などの画像通信における心理的距離の研究も行われていると聞きますが‥。
それにしても、距離感というからには、数字で示すことができなければ分かりにくいな‥‥といつも思っていましたね。
でないと、感覚的な距離意識だけの問題となってしまい、自分の中にある他者と自分との距離感覚の持ち方の問題に集約されてしまう。実際には、コミュニケーションする他者は、厳然と存在しているので、具体的な数字の尺度が欲しいと思います。
ところで、60センチの距離感という言葉に出会ったことがあります。これは、商店街を歩いていて、何気なく気になる商品が販売されていると、直ぐに手に獲れる距離感の中に商品が展示されている場合、ほとんどの消費者はその商品を買う‥という仮説ですが、その距離の限界地が60センチだというのですね。
なるほどね。まあ、衝動買いをするにも、遠いところに商品があったんでは、手が届かないわけだ。
前述したテレビ電話でのコミュニケーションでは、画像と自分との距離は60センチが適切という実証実験結果も報告されていましたね。(自分と画像との距離は30センチ+相手の距離30センチの合計だそうです。)
案外、この60センチという数字は、心理的距離を考察する上で、キーになる数字かもしれませんね。
●写真は60センチ水槽。結構人気のあるこの水槽が何故60センチなのか‥八尾のガラス屋さん、一度教えてください。