羽生善治四冠の大局観 | 考える道具を考える

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羽生
 NHKで放映された「プロフェッショナル 仕事の流儀」に登場した羽生善治四冠。

 この番組をごらんになった方は多いと思う。
 web進化論で取り上げられた「インターネット高速道路論」などで、最新のネット社会と将棋の世界を対比した発言、文章で話題を呼んでいる天才羽生四冠の最新の映像だ。

 NHKの番組解説によると、

 ‥10代、20代のころと比べ、記憶力や反射神経は衰えたが、経験を積み重ねる中で培った「直感」や、勝負の流れを読む「大局観」などを生かして勝負することを心がける。ここ数年、対局中、いつも思い浮かべる言葉がある。「玲瓏(れいろう)」。

 玲瓏とは、透き通り、曇りのないさま。対局中に襲われる不安や迷い、雑念を取り払い、澄み切った心で盤面に向かうよう、自らを戒める。‥

 かつて私は、このブログをはじめた最初の頃に、将棋の加藤一二三元名人の言葉を掲載した。その言葉とは‥。

     直感精読

 この言葉が好きで、今でも座右の銘としている。

 羽生四冠の最近の大局観と経験に裏付けられた「直感」力は、確かに透き通り、曇りのない様を表しているように見える。

 ビジネスの世界でも、人間関係でも、自分の直感を信じ、前進することが大切だと思う。同時に直感で浮かんだアイデアやビジネスモデルを精読して、検証することを忘れてはならないでしょう。

 円熟期を迎えた天才棋士の今後の活躍に期待したいと思います。将棋

 (写真はNIKKEI NET将棋王国・棋王戦11連覇を達成したときの対極の模様から転載しました。)