
ダイアログ・イン・ザ・ダークというプログラムが流行しています。これは、暗闇の中で、視覚情報を遮断した状態で、聴覚、触覚などの視覚を除いた情報の中に入る状態を作り出し、そういう暗闇の中での人の感覚器官の状態を体感し、新しい感覚を復元しようというプログラムだ。
写真は、全世界で展開されているそのプログラムの1つの様子。
メラビアンの法則によると、人は、その56%を視覚情報で認識し、コミュケーションしているという。言語情報はわずか7%、聴覚情報は37%という区分だが、その半数を占める視覚情報を暗闇の中に入ることによってカットしたときに、人間が本来持っている視覚機能以外の能力がクローズアップされるというわけだ。
言葉の情報が7%というのは、メラビアン自身が否定しているのですが、まあ、いずれにしても、視覚情報満載の映像社会の今日においては、きわめて貴重な体験にはなりそうです。
言葉だけで、あなたは、人を動かすことができますか?
そんな質問を受けている気分です。
