PK戦の直観力 | 考える道具を考える

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 ワールドカップもいよいよ佳境。

 昨夜のドイツ対アルゼンチン戦は、8強の中でも屈指の好カードだったといえるのではないか?

 前半はお互いに守備中心で中盤の凌ぎ合いが続き膠着状態。しかし、後半に入りアルゼンチンが絶対的不利のコーナーからのヘディングで先制すると、試合は一変したわけだね。後半も残り少なくなった時点で、バラックからクローゼの5得点目のヘッドが入って同点。結局延長も両者譲らずPK戦に‥。

 ‥‥

 ゴールキーパーと一対一のペナルティキックは不思議な映像だね。

 シュートするほうが圧倒的に有利なはずなのに、大柄なドイツのレーマンが両手を大きく広げて待ち構えると、ゴールが小さく見える。

 右か左か。ある意味一瞬の賭けで、PKの成否が決まるのは誰が見ていてもわかる。キックの高さも多少は関係あるだろうが、左右の高い位置にキックするのは、シュートする側にもリスクがある。

 しかし、何故キーパーは、ゴールを阻止することができるのだろうか?
 一瞬の直観力か? 昨夜のドイツのレーマンは、アルゼンチンの選手の球筋を悉く見抜いていたように思える。

 これは、試合中でも同じなのだろう。ボールが展開される流れの中で、最終的なゴールを狙うキックの「筋」を読んでいるのではないか‥。その経験的予測力がゴールキーパーの優秀性の評価になるのではないか。

 そんな感じてみていたのでした。

 ゴールキーパーも90分という時間の中で、流れを読み仮説を立て、1つの思案に臨んでいるのだな‥。結構地味なようで凄いポジションなのかもしれない。