ユーモアを考える | 考える道具を考える

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The instrument which I think

ワーマン
 日本人のユーモアについて考えてみた。

 この絵は、アメリカの情報建築家リチャード・ワーマンの「それは情報ではない」(MdN)の中に掲載されているビジネスマンのコミュニケーションに関する資料の一部だ。

 上司は思いつきでものを言う‥などという本が売れているが、サラリーマン世界の中での悲喜劇は、組織というしばりの中での上下の関係を背景に生まれる。

 思いつきでものを言うのは何も上司だけではない。人間の「思いつき」というものが、創造性を開発するために必要なものであることは脳科学の研究によって解明されていることだ。

 そこで、この絵。
 アメリカ人のユーモアには、毒がない。
 上下の関係で、人間の心に現れるコミュニケーション上の表現を見事に描いている。上司は、こういうスタイルで、部下が仕事をしている後ろから覗き込むことが多いのも事実だ。

 しかし、このような典型的なゴマスリおべっか型部下はほとんどいなくなった。こんなことをしても、何にもならないとわかってしまったからだ。

 そして‥こういう姿で部下を威圧していた上司という部族も、やがて姿を消していく。そういう時代になったのだ。間違いない。