ダビンチのスケッチ力 | 考える道具を考える

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 日本人は「謎」という言葉が好きですね。

 いよいよ5月20日からダビンチ・コードの映画が始まる。それにしてもダビンチブームの何たることか‥。どこに行っても「モナリザ」だらけ‥。謎解きへの興味をそそる広告たち。そのこと自体が「謎」ではありますが‥。

 それはさておき、ダビンチの中で私が好きなのは「レスター手稿」だ。

 絵画作品は数えるほどしかないダビンチは、夥しい研究ノートを残している。天文学、航空工学、自然科学、建築学‥。そのジャンルの多様性は、確かに天才の名に匹敵するものだ。

 レスター手稿は、その中でも天文、地質、水などの自然科学の分野について研究されたノートだ。

 文章よりもスケッチが多いダビンチの手稿の中では、文字中心なのがレスター手稿の特徴だが、全て鏡文字で書かれていることから、その意味は何か、まさに謎めいた手稿でもあるのだ。

 しかし、私が学ぶことは、その内容ではない。正直内容はほとんど分からない。大切なことは、創造するとは、観察するということだ。私が学習できるのは、そういう姿勢だけだ。

 映画ダビンチコードをしっかり「観察」したいと思う。