「形」の美学 | 考える道具を考える

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「美的感受性や日本的精神を育むとともに、人間には一定の精神の形が必要です。」

またまた藤原正彦さんの「国家の品格」の中の言葉です。

人間の精神性は、目に見えないものだから、それを「形」で表現することが大切だ。精神性を心と言い換えると、やはり人間の「心」は見えないものだから、やはり「形」を求めるのですね。

東京の下町、稲荷町から田原町のあたりには、お仏壇屋さんが立ち並んでいます。その近くの地下鉄の広告には、

「形は心を求め、心は形を求める」

というようなコピーがありました。
ふむふむ。

武道でも「形」を競う競技がありますね。気息を整え、集中し、そして対峙する。

かつて三島由紀夫さんは、エッセイ集「太陽と鉄」で、肉体を越えきれない精神の課題について触れていました。

身づくろい、佇まい。

自分の所作、振る舞いに、自分の精神性の表現として「形」を決めたいと思うのですが‥。形の良し悪しは他者の評価によって決まるものでもあり、もどかしさを感じますね。

でも、精神の「形」を直接伝達できるものがあるとすれば、それは「言葉」だと思いますね。やはり、言葉をしっかりと学習しなければなりませんね。

頑張ろう。