改めて「序破急」を思う | 考える道具を考える

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文章を書く技術の基本は、「起承転結」あるいは「序破急」の構図に則って書くこと。

最近、ブログを書いていて、この基本が非常に重要なんだということを痛感している。

特に、私は「序破急」が好きだ。序破急とは、‥‥

‥元々は舞楽の楽章の名称で、演奏の速度を指している。能楽や浄瑠璃の脚本・演出用語としても転用されており、物語製作用語としてはこちらの意味で用いる。世阿弥が導入し完成させたといわれている。

世阿弥が基本とした五段構成は「序」「破の序」「破の破」「破の急」「急」となる。‥

(もの書きWikiから。http://hiki.cre.jp/write/?JoHaKyu‥このウィキペディアは便利です)

日本語の文章のお手本は、何度も書くが、数学者藤原正彦さんの文章だと思う。

そして一番大事なのが、「書き出し」の一文。

極力短い文章で、テーマを一言で言い切っているのが美しい。

藤原先生のエッセイ「お茶の謎」のから一文を引用すると書き出しはこんなものだ。

‥‥
 私の父は、つがれた茶の量にうるさかった。
‥‥

テーマ性が全て含まれている。自分の父親のこと、お茶のつぎかたによる所作、様式のこと、日本の田舎の食卓のことなどなど、そしてこのお茶の注ぎ方というテーマによって藤原先生が言いたいこととは何か興味がわく。(関心のある方は、祖国とは国語 新潮文庫をご一読ください)

いずれにしても、序破急の「序」。

文章技術の最初で最も重要な「序」について、いつも考えている。