遠野物語は頭と手と足から生まれた | 考える道具を考える

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詩人吉増剛造さんがアテンドして民俗学の祖、柳田國男の遠野物語を見ていく番組がBSで放送されていた。

地域に根ざした様々な文化、伝統。それを柳田國男は、自分の足で歩き、現場に赴き、そこに住む人々と会話を重ね、自然を観察し、自然の中に溶け込んで、そして「物語」を後世に残していった。

現代の日本には、もうほとんど存在しなくなった「語りべ」。

そのお話の中に存在する物語には、今、改めて人が自然と生きることの凄さを感じさせてくれるものがあった。

詩人吉増の言葉は、さらに、その物語のシーンを言葉の色彩で再構築してくれていた。遠野の自然。そして、わが日本の自然と日本人の暮らし。

確かに、大都会の中で失われていく「大切なもの」が、遠野の雪深い自然の中にはあるように思えた。

やっぱり、詩人って凄い。