マインドマップの創始者トニー・ブサンの「ザ・マインドマップ」には、天才たちのノートの取り方についての記述がある。
特に、ダ・ビンチノート(コードではない‥はは)には、脳の5つの機能(受容、保持、分析、アウトプット、コントロール)が十分に活用されていることが指摘されている。
ところで、六本木ヒルズにある森美術館で昨年ダ・ビンチ展が開催されていた。そのメインは「レスター草稿」。川の流れを詳細に観察した自然科学の分野の記述から、有名な人体が入っている人文科学、航空力学など実に様々な観察記録が記述されていた。(文字を反対から記述していて鏡で見ながら読むというトリックも隠されているが‥)
このレスター草稿の凄さは、天才の問題意識の多様性にもあるが、記述されたノート自体の芸術性だろうと思った。ノートをとるという行為自体が、既に美しいと感じるのだ。そこには、客観世界を観察する力が求められるのだろうが、問題を定義し、その問題を展開する記述。このプロセスは、実は、マインドマップの展開に十分に生かされているメソッドでもあると思った。
私は、当然、天才ではないので、思考のプロセスがオートマチック化された道具が欲しいと思っている。それがマインドマップかもしれないと、ほとんど読めないレスター草稿を絵画のように眺めながら思っている。(マインドマップの最も大事なことは、最初の問題をど真ん中に書き込むことだと、最近気がついた‥)
事象の関連性を推論できる力。これが発想の原点なのかも知れない。そのためには、観察し、記述し、アウトプットする行為が必要なんでしょうね。