編集力 | 考える道具を考える

考える道具を考える

The instrument which I think

先週、セイゴーチャンネルのことを書いた。「編集」という言葉に魅力を感じるのは、「集めて編む」という意味が重要だと思うからだ。

茂木健一郎さんのクオリア日記を前に紹介したが、この日記では昨年の12月に「編集力を鍛える」という一文がある。

ここで書かれていることは、
 『脳の記憶のシステムの本当の素晴らしさは、世間で言う「記憶力」とは少し違う点にあるということをご存じだろうか?(中略)人間の脳だけが持つ素晴らしい能力は、自らの記憶を編集して、新しい意味を見いだす点にこそある。』ということ。

そして、『例えば、何回か会って話をすると、次第にその人柄が判ってくる。あるいは、仕事の体験を重ねることで、そのコツをつかんでいく。このような学習のプロセスに、記憶の「編集力」が関わってくるのである。』ということにあるらしい。

 『大脳皮質の側頭葉に記憶が貯えられると、さっそく編集のプロセスが始まる。(中略)過去の他の記憶と関連付けたり、類似点や相違点を比較するなどの無意識のプロセスが進行すると考えられている。』

 前に「書きたがる脳」という本の紹介をした。関連づけるという人間の脳の機能を活用することこそ、人間の創造性なのだそうだ。

 関連づけ、類推。そして創造。
 これからの考えるヒントにしたいものですね。