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PNT island 12 さらなる問題

PNT island 1 きっかけは一枚の写真



PNT island 2 一人旅とは



PNT island 3 船に乗るまで



PNT island 4 愉快な仲間達といざ出発



PNT island 5 船の様子とサーフポイント(NP,PL)



PNT island 6 PNTでのサーフィン以外の遊び 1



PNT island 7 PNTでのサーフィン以外の遊び 2



PNT island 8   美しき朝



PNT island 9 ずたぼろサーフ



PNT island 10 葛藤



PNT island 11 死んじゃうよ。










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さっきまでの興奮がやっと落ち着いてきた頃、船は朝俺がサーフィンしたOPというポイントに向かってていた。




生きてる、まだ旅は続けられる、本当に危なかった・・・。



旅は日常ではありえない感動やハプニングをくれる。


だから旅が好き!!

でも今回のようなハプニングはもう絶対に嫌だ。笑







OPに着くとニュージーランド人の船が停まっているが誰も入っていない状態だった。




潮が上げ始めるのを待っているようだった。波はまだ朝と変化はなくセットで頭半。

そこにまた新しい船が。



今度はカップルに運転手と、クルー。


この波でサーフィンするのは彼氏の方だけみたいで早速パドルアウト。


スタイルのいい水着のオネーチャンは優雅に船でくつろぎながら彼氏がサーフするのを見ていた。



ニュージーランド人も誰もいない海、そこに割れるパーフェクトな波に向かう男に軽い声援を送っていた。


島の突端の一番いいピークポジションに一人、波待ちする男。


しかし波が来ない。朝とうって変わって波数が少ないようだった。

本当、潮周りでコンディションが変わる。

一度小さめの波にテイクオフしていたが胸くらいでチューブにもならない、ただただ早い波にフルスロットルでアップスンダウンを繰り返し走り抜けていたのでそれでは意味がないと男はさらにデカイ波だけを待った。



頭くらいの波も全部スルー。



これでは日焼けを永遠してるようなものだ。




かれこれ30分近く経っただろうか、今までに無い大きなセットが。



遠くからだがダブル近いサイズはある。


そこに男はテイクオフ。

まずは走る、自分の持てるスピードを出しきってからチューブイン、少ししたらラインの先が一気に巻いてくるので一旦チューブから抜けて走って走ってチューブイン、でまた抜けて走って走ってチューブイン。






一度の波に3回チューブに入っていた。




この写真は3回目のチューブでの写真。





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この旅でのお気に入りの一枚。


そして彼もグーフィーフッター。


このポイントはグーフィーフッターしかいないのか!!!




男は2本しか波に乗っていないがさっきのチューブで満足したらしく、船に戻ってきていた。



そしてニュージーランド人に何やら話しかけていた。

たぶん、今の俺かっこよかっただろ的な、それともお前らやらないの?ビビってるの?的な事を言ったのだろう。


ニュージーランド人はムキになったのか話の後2、3人すかさずヘルメットを被りパドルアウトしていた。


わかりやすい・・・。






相変わらず波数は少ないがセットが朝よりも大きくなった頃





船の前にいたミニェールが俺の方に来た。


「ボス!!!」






「ボス!!!」ミニェール




「何?」俺




ミニェールはニヤニヤしながら船の前の方を指し俺に向かって衝撃の言葉を発した。
















「ノーマカン!!!、ノーベンシン!!!」











マカンはご飯、ベンシンはガソリンという意味。




ということはもう船の上にはご飯もガソリンもないということ。






ってはぁ???



何それ!?意味わかんないんですけど???



俺は船に乗る前に1週間分のガソリン代と食事代を彼らに払ってあるのになんで!?。

正確に言うとオーガナイザーであるチャリタのローカルのチェンルースに払ってある。
(この話に出てきます。PNT island 3 船に乗るまで






いやいやそんなのありえないし。


動揺する俺、この事態をなぜか楽しんでいるゴブロック(バカ)ミニェール。



キャプテンの所に話をしに行った。



キャプテンも飯は全部食べちゃったし、ガソリンはギリギリここからジャワに帰る分だけで余分には無いという。


じゃあどうすればいい。


ミニェールがもうジャワに帰ろうか??といってきたが俺はそれは絶対ない!!!!


と怒った口調で返した。


予定では旅は今日、明日とあり、明後日の午前中にジャワに帰る予定であったのでその分のお金を払っている俺としてはここで言う事を聞くわけにはいかなかった。


この島の近くにガソリンや食料が手に入る場所は無いの?と聞くとプチャンという場所に行けばあるという。




それはここから1時間ちょっとで着く場所で小さな小さな村らしい。
じゃあそこに行こう、船は動き出した。


結局OPの完璧な波を目の前にしてこの場所を去らなくては行けなくなった。



この時点で俺のずたぼろの体では今日はもうサーフできないと諦め始めていたのでガソリンと飯の確保を優先する事に。




プチャンに向かう間、痛む脇腹に化膿止めを塗りながら考えた。




なぜ食料もガソリンも無くなってしまったのか。




チェンルースがボッタクって少しのガソリンと食料しか渡さなかったのか。


それともクルー達が俺がいない間に何も考えずに食料を食べまくっていたのか。




答えは両方だ。



ガソリンに関してはどう考えても無理な移動はしていない。


だいたい同じポイントでサーフィンしていたし、俺が毎日のようにあっちいけこっちいけと一日中キャプテンに頼んだわけではないし。ならばチェンルースの仕業か。


食料に関しては、俺はサーフィンするけどクルー達は誰もやらない。



なので船の上でやる事と行ったら寝るか、釣りか、何か食べるかしかない。

何回かこんなに食べれないよというくらい飯が出てきた事があったり、飯と飯の間に軽食をよく食べていたクルー達。

船に乗り込んだ時に段ボールいっぱいに入っていたインスタントラーメンは俺は2つしか食べていない。

それもない。


計画性というものが彼らにはないのか。


さらに俺一人にクルーが3人というのはおかしい。


ほかの船を見てもサーファー2~6人に対してキャプテン、クルー1人が普通だ。



キャプテンとムシュナン、アデーは家族で、ミニェールは同じ地区の仲間だといっていた。


たぶんキャプテン以外の3人のうち2人は仕事も無く暇だったから、この船で1週間いればその間飯にありつけると思ったからかついてきたのだろう。





最高だぜ旅。




どこまでも旅は俺に問題をくれる。





とにかく俺に非は無いからそこは、はっきりしようと運転中のキャプテンに話しかけた。



といってもこうして考えた自分の推測をインドネシア語で説明できるわけも無く


「俺はこれ以上お金は出さないよ。俺は1週間分のお金は先に払ったから」


とだけ言った。



キャプテンも「大丈夫、俺が出すから」と悪びれる事も無く返してきた。



プチャンに向かう間見かけた漁船





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島沿いにある岩


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船から見た動画、海がけっこう荒れてます。 








そしてプチャンまでいよいよというところまでさしかかかった。










ここで追い討ちをかけるような問題と奇跡が起こる。












つづく・・・・。