現金書留黎明期の二つ目の使用例である。
昨日と同じ差出人であて先の人も同じであるが、
昭和26年10月5日の使用例。
78円が基本料金(現金1000円まで)、118円分の切手が貼ってあるこの使用例は
7000円を超え9000円までの現金を送った使用例である。
新潟・巻の差出で、東京宛て。
さて、実はこの昭和26年10月5日という日が重要である。
この日、現金書留用封筒が発行されたのである。
そして、昭和26年11月1日には、新しい料金体系となるので、
新しい現金封筒の昭和26年10月中の使用例が欲しいところ。
ところが、各郵便局、現金書留の前の呼び名である「通貨保険扱」の封筒が
いっぱい余っていたので、この使用例のように「通貨保険扱」の上に現金書留の
印を押して使用したのである。
一般人には、当然、古い「通貨保険扱」の封筒に現金書留の印をおした
封筒を販売して、使用してもらったh図で、
新しい現金封筒の一般人使用例は、まず見つからないだろう。
昭和26年10月中の新しい現金書留封筒を使用した現金書留は
殆どが郵趣家の使用例。一般人使用例があったら・・・・・
ま、いいか。