ローマ数字に関する問題 トキワ松学園中学校(2019) | 恋する中高一貫校 適性検査 徹底攻略!

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今日は、トキワ松学園中学校(2019)で出題された『ローマ数字に関する問題』を紹介します。

 

ローマ数字に関する問題は、適性検査でたまに出題されます。

 

親子で挑戦してみてください!


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すみれ:おじいさんの家の時計っておもしろいね。IとかVとかXって数字なの。
 

 

祖父:そうだよ。古代ローマ帝国で生まれたから「ローマ数字」というのだよ。すみれがいつも使っている1,2,3という数字は,アラビア数字というんだ。
アラビア数字の1はローマ数字では I,5はV,10はXで,50がL,100がCというふうにアルファベットを使っているんだ。

ほら,この本に書いてあるよ。

 

すみれ:ほんとうだ。複雑そうだけど,どういうきまりになっているのかな。
 

祖父:まず一つ目のきまりが「左から右に向かって,大きな位から順に,足し算のようにあらわす」ということ。そして,二つ目のきまりが「同じ文字は4個以上並べない」ということだよ。
 

すみれ:では,4はどのようにあらわせばよいのかしら。
 

祖父:3は「III」とあらわすが,4は「IIII」ではなく,引き算としてとらえ,「5-1」という 意味でVの左にIをかいて「IV」とあらわすんだ。


すみれ:そうか。9は「10-1」と考えて「IX」になるんだね。
 

祖父:よくわかったね。では,40と90は,それぞれ,どのようにあらわすかわかるかい。
 

すみれ:えーと,40は「50-10」で「XL」,90は「100-10」で「XC」だね。

 

 

■問題1
次のローマ数字をアラビア数字で答えましょう。
①MMCLVIII   ②CCCXLIX

 

 

■問題2
問題1の①の数と②の数の差をローマ数字で答えましょう。
 

 

トキワ松学園中学校(2019)

 

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■解答 

 

■問題1

①:2158, ②:349

 

■問題2

MDCCCIX

 

 

 

 

■解説 

 

■問題1

 

表より,M=1000,CL=150,VIII=8なので,1000×2+150+8=2158となります。

 

表より,C=100,IX=9,XL=50-10=40なので,100×3+40+9=349となります。

 

■問題2

 

問題1の①と②の差は2158-349=1809なので,
1809=1000+500+100+100+100+9 と分解することができるので,表より,MDCCCIXとなります。

 

 

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ローマ数字に関する問題を解くうえでの、ルールとポイントは次のようになります。

 

☆ポイント1

0と3999より大きい数は表すことができない。

 

 

☆ポイント2

I(1),V(5),X(10),L(50),C(100),D(500),M(1000)の7つのローマ数字を用いて表現する。

 

 

☆ポイント3

同じ文字は4個以上並べることはできない。

例:III…〇, IIII…×,

XXX…〇, XXXX…×,

 

 

☆ポイント4

7つのローマ数字以外の数字は,原則,7つのローマ数字を足して表す。

例:III(1+1+1=3), VI(5+1=6), LX(50+10=60)

 

 

☆ポイント5

右のローマ数字が左の数のちょうど5倍または10倍のときは,右の大きいローマ数字から左の小さいローマ数字を引いて表す。

これを減算則という。
(4,9,40,90,400,900の場合が当てはまる)

例えば,「XC」は,左の数が「X=10」で右の数が「C=100」で,右の数が左の数の10倍なので「100-10」より「90」を表す。

 

例:IV(5-1=4),IX(10-1=9),XL(50-10=40),XC(100-10=90),CD(500-100=400),CM(1000-100=900)

 

※999を「1000-1」で「IM」,99を「100-1」で「IC」などと表記することは,例外的な書き方とされる。

入試問題として出題されることもある。

 

 

☆ポイント6

「1000の位の量」+「100の位の量」+「10の位の量」+「1の位の量」と分解して考える。

 

例:2261 → 2000+200+60+1( → 1000+1000+100+100+50+10+1  →  MMCCLXI )

 

 

 

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