先日の土曜日。
私は、出勤でした。
子ども達は、ひさしぶりに二人でお留守番です。
子どものこころのコーチング
インストラクター 松本麗子です。
仕事が終わって、
家に帰ると、
薄暗い部屋に、長女が一人でいました。
なんだか、よく聞くと、
次女とお友達と、トラブったようです。
私は、すぐにでも夕ご飯の支度に取り掛かりたかったのですが、
(会社でもトラブり、帰りが遅くなった。
買い物もして、お届けモノもあって、
遅くなっていた。)
長女の横に座りました。
長女は落ち込んでいる時、
私と二人だととてもとても静かに話します。
(逆に、他の人、特に次女がいると、荒れる)
「どうした?」
「…」
「なんか、あったの。」
「…次女なんか、だいっきらい。」
「…そうか。」
「いなくていい!いなくなればいいのに。」
「…そうか。」
ひとしきり、次女と家族の悪態をつくと、
今日、お友達とトラブった事を話し出しました。
どうやら、次女が、
長女や、長女のお友達と一緒に遊びたがり、
ワガママだったようです。
な
る
ほ
ど。
「3年生と5年生が、一緒に遊ぶ」
これは、実際、
かなり、大きな壁にぶち当たるのではないかと、
私には想像できました。
「3年生が、優先される。」
のです。
「年長者は、年少者を面倒みなければならない。」
「小さい子には、優しくする。」
長女のお友達5年生は、
みんな、
結構、
我慢しているのではないか?
長女は、仲のいいお友達一人に、
「次女ちゃん、ムカつく。」
と、ささやかれたようです。
長女にとっては、
とてつもない大ダメージだった事は、
簡単に想像できました。
長女は、「お友達」がとても大切です。
長女が3年生の頃、
軽いイジメのような状態に、
なりました。
公園で、「いれて」と言っても、
とうとういれてもらえず、
「バカ」
「お前なんか、遊ばないよ」
「ムカつく」
と言われ、泣きながら帰って来た
一部始終を、
私は自宅のベランダから、
見ていました。
私は、帰って来た長女を、
一緒に泣きながら、
ぎゅーっと抱きしめました。
…ああ、今でも
ゲフッと、くるね…( ̄▽ ̄)
あの時、
私がしたことは、
長女の話を聞くこと。
ただただ、悲しみを、聞く事。
それと同時に、
自分の声を、聞く事。
私の大切な子に、なんて事を言うんだ。
こんないじめを、許せるわけがない。
だいたい親は、どんな躾をしてるんだ。
こんなひどいことをするなんて。
のうのうと、しているに違いない。
勉強が出来たって、こんな人間、いいわけない。
ここには、
もう、書ききれないほど、
たくさんのたくさんの思いが、
言葉が、
私の中から
溢れて溢れて、止まりませんでした。
代われるものなら、
私が代わりたい。
その後、長女は、
勇気を出したのかどうかは、わかりませんが、
お友達を、作り、
毎日元気に、学校に行っていました。
そして、2年たった今、
そのイジメっぽい事をしてたお友達とも、
仲良く、遊んでいます。
私にとっては、
ありえない事
でした。
あんな、
ハラワタえぐりかえる、思いをした
相手を、
「ママ、今日、お家で遊んでもいい?」
と
平気で言う長女。
そして、我が家の
(狭くてキタナい)リビングに、
「お邪魔しまーす。」
と、平気で入ってくる、お友達。
何回かは、
とてもとても、私自身に、抵抗がありました。
その抵抗は、
私自身のモノ。
長女のモノでは、ないのでした。
私、悲しかったよね。
あの時。
辛かったよね。
自分の事、以上に、
しんどかった。
長女は、すでに
大きな壁を、乗り越えてしまっていました。
…
いえ、壁は、
もしかしたら、大しておおきくなかったのかも
しれません。
…
いえ、
長女には、
目に見えない、
素晴らしいチカラが、あるのかもしれません。
…
ええっと〜
…だから、
3年生と5年生は、
一緒に遊ばなくて、
いいよ。
…( ̄▽ ̄)
ああ、違う。
5年生が、やりたい事を、伝えてもいいんだよ。
ガマン、
しなくて、いいんだよ。
ワガママじゃ、ないよ。