<枕草子第一段 秋>
秋は夕暮れ
夕日のさして 山の端
いと近うなりたるに
からすの寝どころへ行くとて
三つ四つ 二つ三つなど
飛び急ぐさへあはれなり
まいて雁などのつらねたるが
いと小さく見ゆるはいとをかし
日入り果てて
風の音 虫の音など
はたいふべきにあらず
***********************
[現代語訳]
<間の取り方と鞍部の縦走および休止法の科学的考察、第一段階:初歩偏・秋>
秋は夕暮れともなれば
夕日の差し具合が、山並の標高が低くなるにつれて、気圧が高くなるので
スネルの屈折率の法則によって 屈折角が大となり
山容が本来近くにあるはずにもかかわらず、大変遠くに見えることがあり
登山の初心者は 距離をしばしば錯覚するなど、惑わされることが少なからずあるので
注意が必要である
そのため、正確な距離を把握するため、カラスの巣の間隔を距離の目安としてみるというのは
如何なものであろうか。
しかし、それが数個確認しておいたとしても、飛び立たれていたり、所詮「闇夜のカラス」なので、ましてや日没後では、確固たる目印とはなるまい。
誠に、目標の選択肢としては悲惨である。
急いで目標物まで戻ってきても、結果は同じであろうか。
また、雁等の経路を、自分たちのトレッキング・コースとして選択する場合もほぼ同様の勘違いが出てくる。
彼らは渡り鳥であるから、彼らの後を追っても訓練は、1年を通してごく限られた期間しかできないということである。
さらに、かなりの飛翔スピード(最高速度約90km/hr)があるので、同伴追跡者として訓練のパートナーとしては不適格である。
日没後は、方向や道が分からなくなった場合は、虫の音を聞き分けながら、元来た道に戻る方法が残されているが、風向きに影響されることもあるなど、相当の上級者でも困難を伴うことが多い。
光源はせっかくの音源の虫たちが逃げて行ってしまうので、体付すべきではない。