カセで記録的な大爆釣(静岡県清水)
釣船店でも記録に残る、カセ釣り黒鯛 大爆釣の記録●釣らせてください 釣行日前日の夕方、釣友よりカセで今上がっているので行きましょうと誘いがあった。急遽、堤防釣りからカセ釣に変更し予約をすることに。釣れるポイントに配船してもらえるようにお願いしたらどうかと言うと、釣友は、電話で「もしもし、実は私、カセに5回ほど行っているんですがまだ一度も釣れたことがないんです。ぜひ釣らせてほしいのですが・・・」船店「10匹は釣らせてやるよ」釣友「・・・え!よ・よ・よろしくお願いします」となりました。●行きの車中「10匹は釣らせてやるって言ってたよな。きっといいポイントに配船してくれるんじゃない」「そりゃそうだ、5回もボーズなんて言ったら誰だって同情するよ」「それにしてもカセで5回ボーズはすごいね」「それを言わないでくださいよ」「目標は30匹なんてね」「いやいやいつもの様にぜんぜん駄目かもしれないよ」「しかし、こんなに釣れてる時に、釣れなかったらかっこ悪いなー」「お前ら釣り方知ってるのかって言われそうだ」「うちの船店に泥を塗るつもりか二度と来るなって言うかもな」。まさに車中は期待と不安で充満していた。(写真:団子の準備、この後の展開は予想だにしなかった)●爆釣の予感 配船されたのは折戸のポイント。そこで私は目を瞠った。いつもは無い、まるで埠頭のような大きな作業船が止まっている。釣るのはすぐその脇だ。私は準備をしながら、もしかしたら、この下に付いている黒鯛が団子に誘われてぞろぞろ出てくるのではないか。もしそうなったら今日はいけるかもしれない。いやいやそんなに甘くは無いな。心の中でそんな独り言を呟いていた。 準備が整い第1投目の団子を握っていると、船店のおやじさんが配船の帰りに寄ってくれた。5回連続ボーズなどと言ったものだから心配してくれたようだ。(写真は釣舟店のおやじさんにレクチャーを受けているところ)私の握りかけた団子を見て「それじゃあ駄目だ。もっと水を入れろ。団子が大きすぎる・・・それでいい」と細かく指導してくれる。そして一投目の団子を落とす。すぐに団子をつつく当たりが現れた。活性は高い。付け餌がフッと抜けるとまもなく穂先を抑える当たり。まさかと思いながら合わせると、なんと25cmくらいの黒鯛が上がってきた。これにはビックリした。船店のおやじさんもまさか釣れるとは思っていなかったので 驚いたようだ。これを見て安心したおやじさんは「今日の目標2人で100匹な!」と言って帰っていった。そんな無茶なとその時は思った。(写真:茶色い壁は作業船で普段は無い)●爆釣のはじまり その後、私が3匹ほど釣り上げるが釣友には掛からない。「どうして釣れないんだー、僕の釣り方ちょっと見ててください」。釣友はだいぶ焦っている。どうも団子つつきの当たりで合わせているようだ。付け餌が抜けてないのに大きい団子つつきがあると思わず合わせて いる。なるほど5回連続ボーズなわけだ(笑)。「それで合わせていたら釣れる訳ないよ。餌が抜けた後の当たりで合わせなきゃ」「まだまだ・・・抜けた!・・・今だ!・・・ほら掛かった」。今回の当たりはほとんど教科書通りだったので下手な私にもアドバイスできた。 その後、2人で交互に釣り上げていった。早々に10匹釣れ、しばらくして20匹、10時には30匹を超えた。まるで釣堀状態であり、本当に釣堀ではないかと周りを見渡した。そんな馬鹿なことはないのだが、それほど釣れるのだ。1日釣っていたらどうなるんだと釣れすぎて不安になる。●1日中時合、すべてが当り餌 とにかく一日中釣れ続けた。巨ボラを掛けて場を荒らしている最中であっても釣れた。餌は初めコーンを使っていた。何匹か釣ると食いが渋くなった。警戒してきたのだろう。しかし、オキアミに変えたとたん、また入れ食い状態になる。しかも、穂先を送ろうものなら、完全に飲み込んでしまうほどの勢いで食ってくる。こうしてコーン・オキアミ・サナギとローテーションしながら数がどんどん伸びていく。●驚きの釣果に動揺 終了し、親船に引かれて舟店に到着した。一緒に出かけた人たちが舟の生簀から釣った黒鯛を揚げ始めた。桶の中で十数匹が跳ね回っている。いつもなら沢山つりましたねと声を掛けるところだが、今回は私も釣友も黙して動こうとしない。二人とも生簀のふたを開けるのが怖いのだ。「どうする」「どうするったって・・・どうする」「揚げるしかないだろう」。勇気を出してタモを持ち生簀を開ける。ウワッ!。一すくいでタモがいっぱいになった。一桶、二桶・・・三桶・・・四桶・・・山盛りの桶が積み重なる(汗)。周りの人は目が点になっている。いつもなら誇らしげにするところであるが何故か体がチジこまる。釣りすぎたことへの罪悪感みたいなものか。結局、釣果は驚きの112匹であった。(舟の生け簀の中 アベレージ30cm)釣り舟店のおやじさん曰く「まさかこんなに釣るとは思わんかった。」おばちゃん曰く「5回分のボーズ帳消しになったね」皆さまのおかげです。ほんとにありがとうございました。