買いたくて買いたくて | カラッポのマネキン

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ウソと本当のミックスジュース。おいしくどうぞ。

 疲れたな、今日がんばったな、と思うと自然にネットの買い物サイトに行ってしまう。
 特に服。
 ぐるぐる移動して、今ある服をどう着るか考える。
 ベージュのニットがあれば、勢いで買っちゃった黄色のシャツが着れる。
 これがいいかなとポチッとして、買い物籠をみる。小さなサムネール画像。あれ…私こんな服持ってる。要らないや、そうか、あの服ときればいいのか。
 じゃあピンクのカーディガン。持ってないなー。あのワンピの上に羽織ろうかな。あれ…その前に私ワンピいつ着た? 最近適当にズポンばっかはいてる。
 じゃあ必要品。パンツとブラのセットはどう? わー、かわいい。コレにしようかな。あれ…最近ブラとパンツ、セットで可愛くつけたことある?ないなー。
 どれもこれも要らないものばかり。
 そんなときネットでこんな記事をよんだ。
 買いたいひとは、ただ物を買いたいのではなく、自分宛に何かが送られる快感を得てるだけ。買うという行為を続けると、いつかは捨てなくてはならない。買いたいという欲望は「何かを捨てたい、捨てたい」と言ってるのと同義語だという。
 捨てたい? 何を。 きっと普遍的な日常を、だ。
 そう書かれて何かが落ちた。
 私は何でも持っている。
 大丈夫。