突然、お客さまが来なくなった | 小さなお店のアナログ販促・集客法

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先日の休日、娘と2人でスターバックスに
行ったときのこと。

椅子に座って、
スコーンを食べながら、

娘とこんな話をしたんです。

僕:「今、この商店街、
シャッターが下りてるお店、多いやろぅ?」

※このスタバは、商店街のなかにあります

娘:「うん」

僕:「あれ、全部お店が閉まってるねんけど、
なんでやと思う?」

娘「・・・」(首を斜めにかしげる娘)


僕:「お客さんが減っててね。
商店街に来る人が少なくなってるねん。
…なんでやろぅ?」

娘:「わからん、、」

僕:「ヒント、●ちゃん(娘の名前)も
よく行く、あそこ。
あそこが出来たらから、お客さんが減ってん」

娘:「うーん、百均?」

※娘は、工作が好きなので
材料を買いに、よく2人で100均一へ行きます。

僕:「惜しいっ!それも近いけど、
答えは、あそこ。●●●(量販店の名前)。」

娘:「あー、そうか。よく行ってる」

僕:「あそこが出来てから、みんなそこに行って、
商店街のお客さんが減ってんねん。」

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■世界トップ3がやって来た
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大手がやって来たときの
それが与えるインパクト。

強烈です。

実際に、僕も体験したことがあります。

それは、突然でした。
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大阪の産直店で働いていた時のこと。

フランスNo.1世界トップ3の小売業の1つ、
「カルフール」が商圏内に出店されたんです。

2005年に日本から撤退したけれど
当時は、鳴り物入りでやって来て。

大型フルラインの圧倒的な品ぞろえ。

倉庫に、商品を段ボールごと並べたような
特徴的な売場。

当時、僕が働いていた
産直店のあった隣の街に、それはできました。

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■突然、お客さまが来なくなった
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まぁ、この影響はすさまじかったです。

1週間でもっとも売上を稼ぐ
土曜日にもかかわらず、

お客さまの数は、平日を少し上回るくらい。

売上も同様。

平日の数字に少し毛が生えたくらい。

それが、突然、
何の前触れもなく起きたんです。
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…実は、恥ずかしい話、
はじめは全然気づいてなかったんです。

その停滞ぶりが
カルフールの影響だってことが。

当時、そこまで市場のアンテナを
立てていなかった。

そして、まさか車で30分以上離れた

うちのお店までその影響が出る、

なんて思ってなかったんです。

しかし、現実は違いました。
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うちのお店の多くのお客さまも
カルフールへ足を運んでました。

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■こっちも商売です
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大手の影響力は、
まるで強力な磁場のようです。

・モノの流れ、
・人の流れ、、
・お金の流れ、、

圧倒的な力で
周辺エネルギーを吸い寄せます。

今思い出しても
あの当時の、閑散としたお店の売場。

商品が回転しない焦り。

何もできずに、
ただ、ただ不安だけが頭をめぐり、
発注作業もままならず、、

「これって、いつまで続くん?…ずっと?」

寝てもとれない疲れを
毎日感じながら、出社してました。

もちろん、大手も商売なので
まったく責めるつもりはありません。

しかし、こっちも商売です。
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いつ、大手が来てもいいよう、
態勢を準備する。

来てからでは、きついですからね。

小規模店ならではの
強み・個性をしっかり認識。

その個性を活かす。

顧客との関係を構築させる。

商品やサービスを売るための
プロモーションが成果を出せるよう、
トライ&エラーを繰り返す。

…影響ゼロ、とはいきませんが、
やれる事はやっておく。

突然、お客さまが減った、、、
となる前に。

当時からの教訓です。